血流改善で疲労回復

血流改善で疲労回復

血流改善で疲労回復
血流を改善すると、身体疲労、脳疲労、精神疲労など、 多くの疲労症状を緩和・回復することができます。

血流を改善するには、 血流を悪化させる原因を断ち切ること以外に、 運動、栄養、生活習慣の見直し、などできる対策は様々です。

ここでは、疲労回復に効果のある血流改善方法について、紹介しています。
また、血流を悪化させる原因については、 血流悪化が疲労の原因 をご参照下さい。

血流改善方法一覧

血流改善方法一覧
  • 運動
  • 病気の治療
  • 食べ物・栄養
  • 精神疲労・ストレス
  • 磁気治療
  • その他

運動で血流改善

運動不足は血流悪化の原因であり、定期的な運動は血流を改善する最も効果的な方法です。 また、漫然と運動をするよりも、血流を改善することを意識することで更に効果が上がります。
以下、運動による血流改善効果と、効果的な運動方法について、紹介しています。

運動による血流改善の効果
  • 毛細血管の発達
  • 血管を開く
  • 血小板の凝縮を抑える
  • 筋力の発達
  • 筋力のコリをほぐす

毛細血管の発達

細胞分裂の盛んな若い年代ではあまり影響はないものの、 毛細血管は年齢と共に衰え、減少していきます。

運動は心拍数を上げるとともに、体温の上昇を促すことで、血流量を増加させますが、 血流量が一時的に増加した結果、新たな毛細血管が生まれたり、利用されていなかった毛細血管が再生され、 平常時の血流量も増加します。

特にウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングといった有酸素運動は、毛細血管を増やしたり、発達させるのに適しています。

血管を開く・血小板の凝縮を抑える

運動、特に有酸素運動によって発生する一酸化窒素は、「血管拡張作用」と「血小板の凝縮を抑える作用」があります。

血管が縮まることや血液をドロドロにする血小板の凝縮は血流を悪化させる直接的な要因ですが、 運動によって発生する一酸化窒素はこれらを改善してくれます。

筋肉の発達

筋肉は血流を補助する働きがあります。
心臓から出た血液は、筋肉が動くことにより静脈が押しつぶされ、 血管内の血液がより早く心臓に戻ることを助けます。

特に脚は第二の心臓と呼ばれるように、 脚の筋肉を鍛えると、身体の最も血流量が多い脚の静脈の血液を素早く心臓に送り返すため、全身の血流が良くなります。

これらに適している運動は筋力トレーニングです。
また、重い負荷が苦手な人には、スロートレーニング、加圧トレーニング、アイソメトリックなどによって、 少ない負荷でも筋力を大幅に発達させることができます。

筋肉と疲労、血流については、 サルコペニア(筋肉量減少)が疲労の原因をご参照下さい。

筋肉のコリをほぐす

使われない筋肉、常に同じ姿勢によって動かない筋肉は、 エコノミー症候群のように凝ってしまい、血流を阻害します。

座椅子に座ることが多いと「お尻の周りの筋肉」が、 デスクワークが多いと「脚、肩、目の周りの筋肉」が凝ってしまいます。
これら筋肉のコリをほぐすには、ストレッチやマッサージなどの運動が効果的です。

病気の治療

血流悪化の原因が病気の場合、病気を治療するが血流改善に最も効果的です。
血流悪化の代表的な病気は以下の通りです。

血流悪化を引き起こす病気

食事・栄養で血流改善

食事・栄養による血流改善は、血流を悪化させる「水分不足」、「糖分のとり過ぎ」などを止めるとともに、 血流改善に効果のある栄養素を取得することです。

血流改善に効果のある栄養素には、 「温かい飲み物」、「ニンニク」、「オメガ3脂肪酸」、「ビタミンB(ナイアシン)」、「イチョウ葉」など、 いくつかあります。

血流改善に効果のある栄養素については、 血流改善に効果のある食べ物・サプリをご参照下さい。

精神的ストレスを解消して血流改善

精神的ストレスを解消することで、血流が改善します。

精神的ストレスはそれに対応するため、一時的にアドレナリンを分泌し、血流を良くするものの、 それが恒常的に続くと、副腎疲労やうつ病などの様々な病気へとつながり、 結果的にアドレナリンやノルアドレナリンが出せなくなり、やる気の喪失、無気力以外に、血流も悪くなってしまいます。

また、精神がリラックスして副交感神経の働きが活発になると、 毛細血管への血流を調整する細動脈が開き、血流が良くなります。

怒りやストレスを軽減し、血流を良くするテクニックには、「環境変化」、「思考停止」、「認知の仕方の変更」など、 様々なテクニックが存在します。
精神的ストレスの解消法については、精神的ストレスが疲労の原因をご参照下さい。

磁気治療で血流改善

磁気治療の血流改善効果について、 大学や研究所による見解は、そのほとんどが懐疑的です。

これら研究成果の多くは、 「磁気治療は医学的根拠に乏しい」、「磁気治療の有益性を見出すことができなかった」といった内容がほとんどであるものの、 日本で最も著名な磁気を利用した商品である「ピップエレキバン」の利用者の実に83%(当サイト調べ)が 「肩こり、眼精疲労、頭痛(偏頭痛)など血流悪化による各種症状に効果があった」としています。

磁気治療の血流改善効果については、 磁気治療で血流改善をご参照下さい。

その他血流改善方法

タバコ・お酒をやめる、控える

タバコに含まれるニコチンは「身体を冷やす作用」により、 末梢血管を収縮させ、血流を悪化させます。

また、長期の常用飲酒は血流を悪化させ血圧を上げることが様々な研究により分かっています。
そのため、これらをやめることは血流を改善することにつながります。

姿勢を良くする

身体の歪みや猫背は、歪みによる筋肉のコリが発生し、血流を悪くします。
また、大きな歪みは骨によって血管そのものを圧迫することもあります。

長時間同じ姿勢でいつづけることも、エコノミークラス症候群に代表されるように、 血流を悪くする原因となります。
また、姿勢を良くすることは、ストレスの元、血流悪化の原因であるコルチゾールを減少させる効果もあります。
身体の歪みと姿勢が原因の疲労は姿勢の悪化が疲労の原因をご参照下さい。

アロマ

アロマの中には血流を良くする効果のある香りがあります。
また、アロマ(香り)でテラピー(治療)することから、芳香医療とも呼ばれ、 アロマの香りは鼻を通じて、大脳辺縁系で処理されます。

大脳辺縁系はこの香りに応じて、情動と結びつき、感情を呼び起こしたり行動を促すとともに、 視床下部に電気信号を伝えて、ホルモンの分泌を促し、血流を増加させたり、血中酸素を増やすなど各臓器を調整します。

アロマによる血流改善効果については、 アロマ・香りで疲労回復をご参照下さい。

サウナ&冷水

サウナと冷水の組み合わせも血流改善、疲労回復に効果があります。

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運動不足が疲労の原因
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