不眠症解消にお茶が効く
不眠症の解消に効果のあるお茶がいくつかあります。不眠症の原因の一つが、イライラ、不安、ストレスによる入眠障害ですが、 カモミール、トケイソウ、テアニンといったお茶やお茶に含まれる成分は、 これらストレスを解消し、不眠症を解消してくれます。
お茶のため、効き目が非常に緩やかで、 中毒性や副作用もほとんどなく、毎日飲んでも安心です。
ここでは、不眠症解消効果のあるお茶について、カモミール、トケイソウ、テアニンを紹介しています。
その他、不眠症解消に効果のあるサプリメントついては、睡眠改善サプリメントを、ストレス全般、精神疲労については、精神的ストレス解消を、 不眠症や睡眠全般については、不眠症解消をご参照下さい。
不眠解消に効果のあるお茶一覧
不眠解消に効果のあるお茶一覧
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カモミール
お茶だけでなく、リラックス効果のあるアロマオイル、マッサージオイルとしても利用されています。
カモミールはハーブのため、効き目は非常に穏やかで、 疲労の伝統的な薬として何千年もの間愛用されてきた経緯があり、 ストレス解消、不安の解消、リラックス、気分の鎮静化、不眠症の緩和、月経痛の解消など、 精神疲労の解消、不眠症の緩和、女性特有の疲労などに効果があります。
カモミールはノンカフェインのため、睡眠前に飲むことででリラックスし、 「優雅な時間を過ごせるようになった」、「寝る前に欠かせない」、「飲むと癒やされる」など、 日常のストレス解消や精神疲労、 熟睡による翌朝の身体疲労の回復に満足する人が多いようです。
ただし、カモミールはキク科の植物のため、 ブタクサやヨモギなどキク科の植物にアレルギーがある人は、注意が必要です。
トケイソウ
別名パッションフラワーとしても知られています。
トケイソウのお茶は、 カモミール同様リラックスティーとして知られ、 GABA(リラックス度を測る指標の一つ)の量を増加させる、と考えられています。
フランスのデ・メス大学の研究によると、 トケイソウに含まれるフラボノイドは、 中毒性物質を投与したマウスにおいて、 不安症状を減少させる効果があったと発表しています。
また、抗不安薬オキサゼパムとトケイソウの有効性を比較した別の研究では、 トケイソウの抽出物の一日あたり45滴の用量は、 オキサゼパム30mgと同程度の効果があったとしています。
トケイソウはその他、更年期の症状、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、緊張や興奮、高血圧、線維筋痛など、 脳疲労や病的疲労の症状にも効果があります。
味はさっぱり飲みやすく、 カモミールに少し飽きたがリラックスや不眠にお茶が欠かせない、 という人に好評です。
テアニン
緑茶の心を落ち着かせる成分であるテアニンは、 不安の解消、肯定的感情をもたらすなど、古くから愛されて続けています。
ある研究では、 テアニンの摂取により、入眠障害の改善だけでなく、睡眠の質そのものにも効果があると発表されています。
睡眠前にテアニンを摂取すると、 睡眠中に目覚める中途覚醒の回数の減少が認められ、 また、アンケートにより起床時の爽快感、満足感、疲労回復感の改善があった、と記されています。
他の研究では、 テアニンを摂取することにより、リラックスの指標であるα波の発生が確認されており、 より高容量のテアニン摂取により、不安傾向が強い人にもリラックス効果が確認されています。
また、クレペリン型暗算課題でストレスをかけ、 ストレス負荷により変動する心拍数、唾液中の免疫グロブリンA、主観的ストレス感を調査したところ、 テアニン摂取でストレスの抑制が認められています。
ただし、 多くの緑茶にはカフェインが含まれるため、 夜寝る前に飲むことは不眠症の改善には一長一短ですが、 テアニン成分を含むサプリメント「リラックスの素」が販売されています。
テアニンは不眠症改善だけでなく、 女性の疲労である月経前症候群や抑うつ症状、脳疲労の回復にも効果があるとされています。
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