リンゴ酢で疲労回復

リンゴ酢で疲労回復

リンゴ酢で疲労回復
リンゴ酢がある特定の疲労回復に効果があります。

リンゴ酢はダイエット効果や美容効果により、世の中に広く知られるようになりましたが、 疲労回復にも効果があると考えられています。

リンゴ酢の疲労回復効果は周期性四肢運動障害、線維筋痛症、副腎疲労など対象となる疲労がかなり限定されるものの、 リンゴ酢によってこれら疲労が回復する可能性が示唆されています。

ここでは、リンゴ酢の疲労回復効果、および、その他の効果について、紹介しています。
他の疲労回復効果のあるサプリメントや栄養素については、疲労回復サプリメント一覧とその効果をご参照下さい。

りんご酢の疲労回復効果

りんご酢の疲労回復効果
  • 睡眠障害の予防、回復
  • 線維筋痛症の緩和、回復
  • 副腎疲労の緩和、回復
  • 脳疲労、肝疾患予防

睡眠障害の予防、回復(脚の痙攣)

リンゴ酢は、下肢静止不能症候群、周期性四肢運動障害など夜間の脚の痙攣に関わる睡眠障害を予防、治癒します。
脚の痙攣の原因の一つがカリウム不足ですが、リンゴ酢は多くのカリウムが含まれるため、これら睡眠障害の症状を和らげることができます。

睡眠障害の種類とその回復方法については、睡眠障害が疲労の原因をご参照下さい。

線維筋痛症

リンゴ酢は線維筋痛症の症状を和らげるのに2つの効果があると考えられています。
線維筋痛症の原因は明らかではないものの、治療法の一つに有酸素運動がありますが、 リンゴ酢に含まれるリンゴ酸が組織低酸素症によって引き起こされる痛みを緩和する作用があるからです。

また、リンゴ酸は解毒作用があります。
1992年に行われた研究によると、 15名の線維筋痛症患者にマグネシウムとリンゴ酸を与えたところ、 痛みの箇所が減少しました。

また、1995年の研究では、4週間の臨床試験では効果がなかったものの、 6ヶ月に期間を延長したところ、痛みの症状が大幅に改善しました。

副腎疲労

2008年「生物科学のパキスタンジャーナル」に掲載された動物実験によると、 糖尿病のラットにリンゴ酢を与えると、 糖化ヘモグロビンと脂質プロフィール(コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロールなど)が改善していました。

この結果から、リンゴ酢は非常にささやかながら、副腎ホルモンバランスを向上させる可能性があることが示唆されています。

リンゴ酢のその他効果

リンゴ酢のその他効果
  • 脳疲労、肝疾患予防
  • ダイエット
  • 血糖コントロール
  • 口臭予防
  • など

脳および肝臓疾患を予防

リンゴ酢はキレート剤として作用し脳や肝疾患を予防します。
リンゴ酢は人体に有害な鉛など、いくつかの金属に結合することで不活性化する作用があります。
その作用からリンゴ酢は肝疾患や脳障害を予防する効果があるとされています。

体重減少

リンゴ酢がダイエットに効果があります。
日本で175名の肥満患者が酸化した実験では、3ヶ月間毎日15~30mlお酢を毎日飲んだグループは、 プラセボ群と比較して、1~2kg程度体重減少に効果がありました。

この結果から研究者らは、お酢は脂肪を分解に関与する特定の遺伝子をオンにする可能性について示唆しています。

血糖コントロール

リンゴ酢は、糖尿病、血糖コントロールに役立ちます。
リンゴ酢はでんぷんの消化を一部ブロックし、 血糖値の上昇を抑えると考えられています。

その他

リンゴ酢は、口臭予防、下痢予防など様々な効果があるとされているものの、 それらはまだ完全に証明されていません。

リンゴ酢の副作用

リンゴ酢を高容量で毎日摂取すると、体内のカリウムレベルが下がり、 結果として骨密度の減少、骨粗鬆、低カリウム血症などにつながる可能性があります。
オーストリアで、6年間毎日250ml程度のリンゴ酢を摂取していた患者において、 そのような例が報告されています。

また、リンゴ酢にはクロムが含まれているため、 インスリンレベルが変わる可能性があり、、 糖尿病患者は医師の相談が必要と考えられています。


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